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美しいハーモニーと哀愁のメロディを漂わすような港町「スカボロー」

ノースヨークシャームーア国立公園の隅に、かつて多くの商人達が重要な貿易拠点とし、栄えた港町があります。

 

13世紀に、貿易権を得たこの街には、イギリスのみならずヨーロッパ中から多くの商人が集り、8月中旬から9月の下旬にいたるまで、500年にわたり、毎年「スカボロー・フェア」が開かれるほど賑わいました。(それも18世紀に終わり、現在は開かれてはおりませんが・・・)

 

あの、サイモン&ガーファンクルの歌「スカボロー・フェア」は、もともとは、ここの民謡をアレンジした曲であり、あの美しく哀愁漂うあのメロディーは、中世期、吟遊詩人が口頭で歌い継がれてきたもの。

 

そして、ここには、アン・ブロンテのお墓があります。29歳の若さで、他界した妹を悲しんで、せめて海の見えるところで・・・とシャーロット・ブロンテが、この風光明媚な港町にあるセイント・メリー教会にお墓を立てました。

 

このパステルカラーのような街並みを「スカボロー・フェア」を口ずさみながら、歩いて見てはいかがでしょう?

 

 

 

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