ウィリアム・モリス ツアー
ウィリアム・モリス・・・イギリスを代表するテキスタイルデザイナー。
壁紙やステンドグラス、家具などに多岐にわたり、草木や鳥などをメインに自然の美しさを鮮やかに表現したデザインは多くの人々を魅了してきたのではないでしょうか?
デザイナーとして「モダンデザインの父」と称されるウィリアムモリスは、詩人、小説家、翻訳家、社会主義運動家としての多くの顔を持っています。
産業革命がもたらした機械による効率重視と大量生産による経済の発展は、かつて熟練の職人によるハンドクラフトの温かみや美しさが失われていきました。
その社会状況の中で、モリス・マーシャル・フォークナー商会:後の「モリス商会」を立ち上げ、デザインから製作まで一貫して請け負い、中世より続いた職人のハンドクラフトの尊厳を取り戻し、職人による品質の良い製品を生活に浸透させるための活動を先駆けます。
そして、イギリス各地でモリス商会のような工房が設立され「アーツ・アンド・クラフツ運動」へと発展し、ヨーロッパから北アメリカへと拡大、その影響は日本にも及び、20世紀モダンデザインの源流となります。
鮮明な自然美を映し出すイギリスを誇るデザインもさることながら、「ハンドメイド」にこだわる職人魂の強いイギリス人たち。そこに、ウィリアムモリスの魂が息づいているかもしれませんね。
ウィリアム・モリス ツアー ツアー概要
ケルムスコットマナー
1871年に、農家のターナー家から借り受け、家族と、友人の画家のダンテ・ガブリエル・ロセッティと共同で住み、ここを生涯の別荘としました。
田舎にある石造りの邸宅と、それを取り囲む自然豊かなこの場所をウィリアムモリスは「地上の楽園」と言い、愛してきました。 この石造りの官邸内は、妻ジェーンの妖艶の絵をはじめ、絨毯、壁紙、カーテン、ベッドカバー、四柱式ベッドの飾りカーテンなどなど、自分のデザインで製作された調度品で飾り立てられています。
ちなみに友人のロセッティは、ここを途中で去ることになるのですが・・・ここではモリスの妻ジェーンとロセッティーの愛の営みの場にもなった、少し複雑なラブストーリーもありましたね。
バイブリー
ウィリアムモリスが、「英国で最も美しい村」と称えたこの村は、コッツウォルズの村の中で日本人の方々にとっては、最も有名な村ではないでしょうか?
白鳥や、黒鳥、鴨たち、そして虹鱒などが悠々と泳ぐ美しいコルン川沿いに、「アーリントン・ロー」の古い家の並びは、14世紀からそのまま残され、まるでタイムスリップしたかのような感覚。
今はナショナルトラストによって管理されており、悠久の時を経て、未だ静かな佇まいを保っております。 ここを訪ねたウィリアムモリスが、「最も美しい」と言わずにはいられなかった当時のモリスの気持ちに浸ってみてはいかがでしょう?
ブロードウェイタワー
ウィリアムモリスが、友人や娘と一緒にたびたび訪れた場所。ここを借りて創作活動をしていた場所でも有ります。
ここでは、ウィリアムモリス関連の展示物がご覧になれます。
コッツウォルズ、ブロードウェイの近郊の高台に立つこの塔は、コッツウォルズの田園風景一帯を見渡せる景勝地として、多くの人々が訪れる観光名所。
この風景も又、ウィリアムモリスの創作において、インスピレーションを与えた場所ではないでしょうか?
オールセイントチャーチ
カントリーサイドの小さな教会に、ウィリアム・モリスが残した、芸術的なステンドガラスがございます。
ここは、ウィリアム・モリスを巡る旅において、隠れスポット的名所。
ひっそりとした教会の神聖な空気と、太陽が差し込むと輝くウィリアム・モリスのステンドガラス。
神聖さと光、そして芸術のコラボ、是非、一度ご覧になって見たくはないでしょうか?
ちょっと足を伸ばして・・・ヨークシャー地方へ!!
ウィリアム・モリスを更に巡るために、少し足を伸ばしてみませんか?
南イングランドから遠く離れた場所、ヨークシャー地方。ヨークシャーもまた、南イングランドとは違った美しさを持つ魅力的なエリア。
8月後半から9月初頭には、広大なヒースの大地が広がり、雄大な大自然の広がる国立公園や、北海がもたらす独特の旅情、イングランド北東部特有の美しさを持つ街や村々。
この風光明媚なエリアにも、ウィリアム・モリスが作り上げた一大傑作がございます。
ウィリアム・モリスに誘われて、一味違うイギリスの地へ・・・足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?
キャッスル・ハワード
ヨークの北、ノースヨークシャームーア国立公園の南側にある、イギリスで最も壮麗な建築物と言われ、バーネット童話の「秘密の花園」のモデルとなった場所としても有名。
18世紀の新古典的な美しい宮殿と、人工で作られた湖や森が織り成す広大な風形式庭園、複数の幾何学的に配置されたフォーマルガーデンが美しい観光名所。
その壮麗な宮殿に、ウィリアム・モリスと画家エドワード・バーン=ジョーンズによりデザインされた礼拝堂があります。
壮麗に輝く礼拝堂=ウィリアムモリスと画家エドワードが共に作り上げた芸術作品。これを見るだけでもヨークシャーまで足を運ぶだけの価値は十分あります!!
コラボ情報!!「ウィリアム・モリス in ロンドン」とセットでお得割引!!
ロンドンとイギリス各地域のウィリアム・モリスのすべてを巡る!!
ロンドン現地のガイドをしておられます、「アートローグ」とのコラボレーションで、ロンドンのハリポタ・ロケ地にもご案内できるようになりました。
「ヴィクトリア・アルバート美術館」、「レッドハウス」、「ウィリアムモリス・ギャラリー」などロンドンのゆかりの地にて、更なるウィリアム・モリスの世界の深層へ。
知識豊かなガイドさんと一緒に回ることが出来ます!!
こちらも、現地の日本人ガイドだから安心。 「アートローグ」と「どこでもツアーズ」のツアーを組み合わせると、 「アートローグ」のガイド料金が10%OFFに!
「アートローグ」のHPはこちらから:
「アートローグ」&「どこでもツアーズ」のモデルプラン
プランA(ロンドン発着 1日ツアー)
午前: ロンドン・ウィリアムモリス縁の地巡り(アートローグ)
午後:ケルムスコットマナー→オールセイントチャーチ→バイブリー (どこでもツアーズ)
プランB(ロンドン発着 1泊2日ツアー)
1日目:ロンドン・ウィリアムモリス縁の地をじっくり巡る(アートローグ)
2日目:ケルムスコットマナー→オールセイントチャーチ→バイブリー (どこでもツアーズ)
プランC(足を伸ばして・・・3泊4日ツアー)
1日目:ロンドン・ウィリアムモリス縁の地をじっくり巡る(アートローグ)
2日目:ケルムスコットマナー→バイブリー→オールセイントチャーチ→オックスフォード泊(どこでもツアーズ)
3日目:オックスフォード→ブロードウェイタワー→自由選択・その他観光名所又は、ヨーク観光→ヨーク泊(どこでもツアーズ)
4日目ヨーク→キャッスル・ハーワード→自由選択・ヨークシャーの他の観光地→電車にてロンドンへ(どこでもツアーズ)
※又は、ケルムスコットマナー~ヨーク(どこでもツアーズ)→ロンドン・ウィリアムモリス縁の地巡りと順序変更も可能です
M.Hご家族様
今回はコッツウォルズと「高慢と偏見」ツアーをお願いしました。棟方様には事前の打ち合わせから丁寧にご対応いただき、ツアー前から楽しみで仕方ありませんでした。
ツアー前半は高橋様にお世話になりました。車中では世の中の裏話で盛り上がり、息子達にとってもいい勉強(^^)になったことと思います。前半で良かった場所は?と棟方様に聞かれた時、家族全員で高橋さん!と答えましたね。
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