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食レポ in コンウォール 2

素朴な漁村にある英国随一のシーフードスペシャリテの名店

 

こんにちは。イギリスどこでもツアーズの棟方です。

 

コンウォールはあまりガイドブックに載らないエリアですが、コッツォルズや湖水地方とは全く違った雰囲気や景観を持ち、観光名所としての素晴らしさはコッツや湖水にも匹敵するほど。

そんなコーンウォールのもう一つの顔が・・・すごいグルメエリアなんです。

クリームティーでは、デヴォンシャーと双璧をなすイギリス最高峰の一角にて、最上のスコーンを発掘するなら必ず訪れなければ!!ここに来ずしてクリームティーの何を語る!!と言ってもいいほどです。

そして、コンウォールはまた・・・英国シーフードグルメのメッカでもあります!!

シーフードのメッカ故に、コンウォールはイギリスの美しい素朴な漁村が至る所にあり、そこでは毎日のように新鮮なシーフードが水揚げされます。

(観光するにあたっても、これら漁村が見逃してはいけない ”ザ・コンウォール” 特有のもう一つの美なんです。実際、僕がコンウォールで好きなエリアというのが、これら素朴な漁村群なんです。これはコッツウォルズや湖水地方にはない綺麗な観光スポットですよ!!)

当然、新鮮で良質なシーフードがとれるこのエリアに、こういったシーフードの名店が生まれるのは当然至極といったところでしょう。

それでは、コースの紹介と行きましょう。

まずは・・・

☆ドリンク:

この店オリジナルのノンアルコールカクテル。イチゴの炭酸ジュースです。イチゴの果肉もしっかり入っています。

 

☆パンとバター

バターにシーフードレストランらしい工夫がなされてました。バターに見える緑の部分、これ青ノリが入っています。磯の香がするバターです。

 

☆付き出し

まずは、左下がホタテの刺身にさわやかな滑らかクリーム、薄切り蕪のピクルスが乗っています。左上が当レストランの特製フィッシュケーキ。チーズが塗してあります。そして、右が魚のすり身が入ったタルト。上に・・・えっと確かトマトのピクルスが乗っていましたね。突き出しから、見事な味、その後のコースに大きな期待が持てます!!

 

☆前菜:

地元の漁村で取れたロブスターのサラダです。特製マヨネーズ、ガーリックとレモンでシンプルに。シーフードもそうですが、野菜も新鮮ですので、素材の味をそのまま楽しみます。

 

☆メインディッシュ 1

 

白身魚をフェンネル、ソラマメ、クモ蟹ソースでいただきます。蟹の風味を利かせながらフェンネルがアクセント。白身魚の皮も見事カリカリ、白身部分は弾力があって歯ごたえも楽しめます。

 

☆メインディッシュ2:

 

赤ボラとコールラビ(蕪みたいなもの)のピクルス、緑の物体はバジルのピューレ。このバジルのピューレが凄ーく恐ろしいほど滑らかな舌触り。元になっているのは芋系でしょうか(バジルだけでこうはならないですよね・・・)バジルが凄く利いています。相当裏ごしして手間をかけたんでしょうね。赤ボラはシンプルに塩味、新鮮ゆえに素材の本来の良さを最大限に生かそうと調理されてますね。

 

☆メインディッシュ3:

 

ヒラメにヘーゼルナッツバターを塗って焼いていますね。下にあるのはスモークされたオランデーズソース。そして、シンプルに煮て焼いたカリフラワーが添えてあります。魚が美味しいのは当たり前ですが、実は僕が感動したのが・・・カリフラワーなんです。甘酢漬けにしたのかなと思いきや、店員の方に聞いたら・・・ただ煮て焼いただけとのこと。このカリフラワーは近くの農家から収穫されたとのことですが、煮て焼いただけで、ほのかに甘酢漬けにしたような味がするのか・・・!?農場の土だけで本当に味が変わるんですね~。その素材を見極めてシンプルに調理したシェフの眼力、見事です。

 

☆デザート1:

 

パリッとした物体を上下に挟んだアイスクリーム、上には、イチゴとシャーベットが乗っけております。夏の風物詩、まさに旬のものを使ったデザートですね。

 

☆デザート2:

グーズベリーとエルダーフラワーのカスタード。上にはクッキーとアイスクリームが乗っております。こちらは食してはいませんが・・・美味しいんだろうな~・・・・

 

このレストラン、実は前々から行きたかったレストランなんですがコンウォールは遠いいですから、なかなか足が延ばせない・・・ここにいつも来ると・・・いつも定休日。

しかしながら、今回ようやく巡り合うことが出来ました。シーフードは、当たり前に新鮮高品質。しかーし、今回、野菜までもがとても新鮮で高品質。なぜか、この店ではカリフラワーの真の実力を知らされてしまいました。

素材が新鮮ゆえに、素材の味・風味を最大限に生かすために控えめながら繊細に、しっかりと引き立てる味付けやコンビネーション、高度な調理技術を感じました。

スタッフも、とてもフレンドリー。最後には僕らを調理場にも案内してくれて、シェフたちの仕事風景も見せてくれました。本当に自信と誇りを持っているんだなー。

 

ご馳走様でした!!

 

 

 

 

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